みんなで話しているとなのはたちが急に申し訳なさそうに話しだしました。
「ごめん、急にお仕事が入っちゃったみたいでこれから行かなきゃいけないんだ」
「そうなの?まだまだこれからってときに」
「まあまあ、アリサちゃん。お仕事じゃ仕方ないよ。みんな気をつけて行ってきてね」
「うん、この続きはまた今度ってことで」
どうやら仕事が入ってしまったようでこれから管理局に向かわなければならなくなったということだ。アリサはまだ遊び足りないらしく不満そうではあったが、すずかも口ではああ言っているが残念そうだった。
私たち四人が管理局に着くと早速今回の任務の説明が始まった。
「今回はロストロギアを密輸しようとしている窃盗団を捕まえてほしい。これからそいつらが取引をするらしい。君たちならば大丈夫だと思うが、ロストロギアがらみだ。気を引き締めて行ってくれ」
「転送の準備は出来ているから、着いたばかりで悪いのだけど用意ができたら出発してくれるかしら。春菜さんも初めての任務で大変だと思うけどお願いね」
「はい、問題はないと思います。しっかりとこなしてみせますよ」
私はなのはの家で生活するかわりに管理局での仕事をこなしていく。なのはは私が管理局で働くようになったことについて複雑なようだ。
準備も終わり、転送ポートで指定された場所に向かった。今回のロストロギアはその中ではそこまで危険度の高いものではないらしい。取引場所に張り込んで取引が始まるのを待っている。
そこへ何人かのあやしいやつらがやって来た。なのはやフェイトたちは決定的瞬間を捉えたらいつでもとびだせるように準備していた。私もいつでも行けるように準備万端だ。そして、ついにロストロギアの取引が開始されようとしたとき、
「時空管理局です。貴方たちをロストロギア密売の容疑で逮捕します。大人しく同行願います」
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