>俺はなのはがいいな
なのは良いですよね
自分もなのは大好きです
下手ですけど、これからもよろしくお願いします
いつからだろう、なのはママのことをママとしてだけ見れなくなっていたのは。私は小さいときにママに助けてもらった。その時に沢山傷つけたりしたが、なのはママは私のママになってくれた。そして、近くでずっと見ていてママの強いところも弱いところもいっぱい見てきた。そうしているうちに早く強くなってなのはママを守りたいと思うようになっていた。最初のうちは、自分を助けてくれたママを今度は私が守りたいと思っていたのだが、いつの間にかママに恋していた。この気持ちをママが知ったらどう思うのだろう。
「それでですね、この前ママったら……」
「そうなんですか。でも、それはあの方らしいんじゃないでしょうか」
「そうなんですけど、私としてはもう少し……」
「それは仕方ないんじゃないか?なのはさんはヴィヴィオが自分をどういう風に見てるかに気づいていないだろうし」
インターミドルに向けての練習の休憩中、アインハルトさんやノーヴェたちに最近の悩みを話すのが日課になっている。といっても、話すことはほとんどなのはママが私の気持ちに気づいてくれないということなんだけど。私があの人のことを好きだということは本人以外はほとんど知っている。フェイトママにティアナさん、八神家のみなさん、まだ、出会ってからそんなに経っていないアインハルトさんにも見破られた。私としては頑張って気づかれないようにしていたのだが、周りから見たらわかりやすかったらしい。ただ、肝心のなのはママは全く気づく様子もない。本当に自分に向けられている好意には疎い人だと思った。
「一緒にお風呂入ろうか?」
夜になり、二人でご飯を食べ終えた後テレビを見てくつろいでいたらママが笑顔で突然そんなことを言い出した。ママとお風呂に入るのは嫌ではないというか、すごく嬉しいことだが、その度にすごく疲れるのだ。少しでも気を緩めると襲ってしまいそうだから。今までだってママと生活していて理性がなくなりそうだったことは沢山ある。ママには気づかれていないが。
この気持ちをママに言ったほうがいいと何度も思ったが、今の関係を壊してしまうのが怖くて言えずにいる。言うことができれば、こんな思いをすることもなくなるのどろうが。いつもでも勇気が持てない自分自身が嫌になる。ママのことを好きな人は数えきれないほどいるというのに……。フェイトママにヴィータさんと言った昔からのママの知り合いはもちろん、スバルさんやティアナさんたち六課だった人たちもママに対して私と同じ気持ちを持っている。こんなにライバルがいながら告白できずにいるが、なのはママはこの中の誰の気持ちにも気づいた様子はない。それが唯一の救いだ。それに自分も含めてだがこの人たちは、なのはさんにちょっかいを出そうとする人には容赦ないが、本人を目の前にすると告白することができないので今のところはママに恋人が出来る心配はないのだ。だから、自分で決心がつくまでもう少しの間だけこのままの関係を続けていこう、そう思った。
「はーい、じゃあ着替えとってくるから先に入ってて」
私は今日はどんな話をしようか考えながらお風呂場に向かうのだった。
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