>改行してください。話は面白いですが、読みにくいです。の方
話が面白かったようでよかったです
今回はいつもより改行してみたのでどうでしょうか
私はあの夜、なのはと戦い敗れ消えたはずだった。
闇の書の復活させるために生まれ、結局それを果たせずに……。
そして、次に気が付いたらまだこの世界に留まっていた。
何故か考えているいる内に当然のように管理局見つかってしまい、私は今度こそこの世から消されそうになった。
私としても最早闇の書の復活が望めなくなってしまったので、存在していても意味がないと思い消されることには特に何とも思っていなかったのだが、あのときに戦った少女、高町なのはがそれに反対したのだった。
「そんな、せっかく生まれてきたのにそんなに簡単に消えてしまっても貴女はいいの?」
「そう言われても私は闇の書復活のために存在していました。それが不可能になった今、このままこの世界にいても意味はありませんから。それにあの方たちが私をこのまま存在させておくとは思えませんしね」
「そうだな。闇の書の復活はほぼ不可能になったと言っていいと思う。闇の書の残滓の反応も感じられない。でもな、なのは、彼女がこのまま存在していたら何が起こるかわからないんだよ。管理局としては危険なものは早めに対応しておかないと」
「それはそうだけど……」
「いいんですよ。先に言った通り私の存在理由はもうありません。それに、他のマテリアルたちもいないのに私だけ残っても」
「そんな悲しいこと言わないで。それに自分が何のために存在しているかなんて正直ちゃんとわかっている人なんていないよ。私だってちゃんと答えられない。それに存在理由が1つしかない人なんていないよ。同じ人でもそのとき、そのときで違うんだよ。だから確かに今は存在理由はなくなってしまったのかもしれないけど、それならまた新たに自分のやりたいことを見つけていけばいいんだよ」
「クロノくん、闇の書の復活が無理になったのなら、もう彼女は何もしないと思うの。やっぱりこのまま消してしまうのはかわいそうだし、ちゃんと私が見ておくからお願い」
「そんなこと言われてもな」
この後も様々なやりとりがあり、結局私がなのはの家に住み、管理局に従事するという条件で決着が着いた。
私としてはそんなことをしてもらわなくても良かったのだが、なのはの喜びようを見たら何も言えなくなってしまった。
こうしてなのは協力の元、私の新しい生活が始まったのだった。
「なのは、のんびりしていると先に行きますよ」
「あぁー、星ちゃん待ってよー」
なのはに助けられてから数年が経った。
私となのはは中学校に向かうために待ち合わせ場所に向かっていた。
なのはが寝坊してしまったためにアリサたちとの待ち合わせに遅刻してしまいそうなのだ。
なのはは運動が苦手なので私が手を引いて走っている。
「あんたたちギリギリじゃない」
「すみません。なのはが寝坊したので走ってきたんですが」
「はぁ……はぁ、ご、ごめんねアリサちゃん」
「まあ間に合ってるからいいけど」
「全くアリサちゃんは素直じゃないんだから。ほんとはかなり心配してたんだよ。いつもなら待ち合わせに早くくる二人が遅いから何かあったんじゃないかって」
「そうそう、まだ時間にもなってないし、何かあったら連絡してくるだろうから平気だよって言ったんだけど」
「ちょっと、すずかにフェイトそれは言っちゃダメでしょ」
なのはは今も膝に手を置き息を整えている。
するとそこに
「なのはちゃーん、おはようさん」
「にゃ、にゃー、はやてちゃんやめてよー」
「そんなこと言ってほんとは……痛いなー、星、何するんや」
「何するんだはこちらのセリフです。なのはに何してるんですか」
「何ってただの朝の挨拶やけど」
「挨拶でなのはの胸を揉まないでください」
「はやてあんた相変わらずね、いつも星にひっぱたかれてるのに懲りずによくもまあ……」
はやてがなのはの胸を揉み始めたのだ。
いつも通り私が割って入り止めると、これまたいつも通りあきれたようなアリサの声。
これはもう当たり前になっている光景で、フェイトとすずかも苦笑してこちらを見ている。
しかし、今回ははやてだったが他の三人もなのはによくちょっかいを出してくるので大変なのだ。
なのはは気づいていないが、この四人、いや学校にもなのはに好意を持っている人は多い。
なのはは私と付き合っているのに未だになのはを諦める様子はない。
今もはやてが何もしなくても他の誰かがなのはに手を出していたに違いない。
なのははアリサたちと仲良く歩きながら談笑している。
私はなのはに気づかれないように溜息を吐くのだった。
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