"チュッ"
穂乃果ちゃんの唇や頬にキスを落としていく。
「ことりちゃん、ちょっとくすぐったいよ」
「穂乃果ちゃんは嫌?」
「嫌じゃないよ。私、ことりちゃんのこと大好きだもん。ことりちゃんとキスすると気持ちいいし」
付き合ってみてわかったのは穂乃果ちゃんは普段友達には積極的にスキンシップを取って行くが、恋人同士になると途端に大人しくなるのだ。
友達だったときにはわからなかった穂乃果ちゃんの一面を知れて嬉しい。
穂乃果ちゃんに空港で抱きしめて止められた時にあぁ、私は穂乃果ちゃんのことが好きなんだって気づいた、……もちろん友達してではなくてloveの方で。
ライブが終わった後告白したら、私の突然の告白にビックリしながらも、
「私もことりちゃんのことが好き。私をことりちゃんの恋人にしてください」
って頬を赤く染めながら言ってくれた穂乃果ちゃんは可愛かったなぁ。
それから何度かデートとかもしていく内に今まで知らなかった彼女がたくさん見られてもっと穂乃果ちゃんのことが好きになっちゃった。
「穂乃果ちゃん、いい匂い。それに温かくて気持ちいい」
「……そうかな? 自分じゃよくわからないけど。それに今日はことりちゃんと一緒にお風呂入って同じシャンプーとか使ったんだからことりちゃんも同じ匂いがするんじゃない?」
「そうだけど、私は違うと思うな。穂乃果ちゃんだからこんなにいい匂いがするんだよ」
「……もう、恥ずかしいよ、そういうこと言うの禁止ね」
そう言う穂乃果ちゃんに、普段は穂乃果ちゃんの方がそういうことを言うのになぁと思いながら、穂乃果ちゃんを抱きしめながら二人で眠りに落ちていった。
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